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受変電設備診断システム『電気設備DOCTOR』を開発

日新電機株式会社(本社:京都市右京区、社長:齋藤成雄)は、当社製の部分放電センサや複合環境センサなどの診断機器とIoT・クラウドなどを活用し、受変電設備全体の環境データを常に収集することで、各機器の故障予兆を検出し、お客様の受変電設備を停電・故障などの急なトラブルから守る受変電設備診断システム「電気設備DOCTOR(ドクター)」を開発しました。本システムを使用することで設備の保守・メンテナンスにかかる労力を省力化でき、効率的な設備運用が可能となります。

当社前橋製作所のSPSS(スマート電力供給システム)実運用設備などにおいて、現在収集している実証データや蓄積した機器劣化・故障データを基に、今後は人工知能(AI)も活用した故障予兆検出技術の確立と2018年度中の実用化を目指します。

 

近年、ベテラン保守技術者の減少により、受変電設備の安定稼働を担う人材が不足してきており、保守・メンテナンスの効率化ニーズが高まってきています。当社では、受変電設備を工場やショッピングセンターなどの特高需要家に数多く提供しており、その中で培った機器劣化状態を検知する技術・ノウハウを基に以下の診断装置を開発してきました。電気設備DOCTORは、以下当社オリジナルの診断装置とIoT・クラウド・AI技術を活用した受変電設備診断システムです。

 

・変圧器などの部分放電検出装置DCMシリーズ

・ガス絶縁開閉装置の可搬形絶縁診断装置PITシリーズ

・配電盤の盤内環境をセンシングする複合環境センサシリーズ

 

従来は、定期巡視などで各装置、センサの状態をメンテナンス員が現場にて直接確認し、状況によっては不定期で活線機器の劣化状態の判定を行っていました。電気設備DOCTORを導入することで、これらの保守作業を各センサデータをクラウドに自動的に収集・分析する常時監視が可能となり、さらに得られたデータから点検周期や優先順位の決定を行うことで保守・メンテナンス業務の効率化にお役立ていただけます。

 

今後も本システムの稼働で得られたデータを継続して蓄積し、さらなる故障予兆検出技術・機器寿命推定技術の確立を目指します。

 

なお、5月23日(水)~25日(金)にインテックス大阪で開催される「JECA FAIR 2018~第66回電設工業展~」に本システムを出品します。是非当社ブースへお越しください。

 

『電気設備DOCTOR』システムイメージ


【ご参考】

■関連リンク

部分放電検出装置: https://nissin.jp/product/electric/discharge/index.html

複合環境センサ: https://nissin.jp/product/electric/kankyo_sensor/index.html

 

■JECA FAIR 2018~第66回電設工業展~ 開催概要

公式サイト  http://www.jecafair.jp/2018/
 会   場 インテックス大阪 3・4・5号館
日新電機の展示は3号館 ブースNo.3-26
会   期 2018年5月23日(水)~5月25日(金)
時   間 午前10時~午後5時
(初日は午前10時30分開場、最終日は午後4時30分まで)
ア ク セ ス  http://www.jecafair.jp/2018/access/map.html
入 場 料 無料 (入場者登録が必要)
当日、会場でも登録できますが、下記URLより事前登録が可能です。
混雑が予想されますので、事前登録をお勧めします。
 https://c.pregis.net/201804.JECAFAIR2018/

 

[本件に関するお問い合わせ]

〒615-8686 京都市右京区梅津高畝町47番地
日新電機株式会社 ソリューションシステム事業部 電子機器開発部
(075)864-8839

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