当社の強み

エネルギー活用をトータルエンジニアリング

当社はエネルギー活用に関する幅広い製品・サービスを提供しており、豊富な実績・知見に培われた電気設備全体のエンジニアリング力を強みとしています。工事・現地調整・点検・修繕などのフィールドサービスも行っており、納入後も含めた製品ライフサイクルを一括サポートします。

近年、多様化するお客様のニーズに対しては、再生可能エネルギーや蓄電池などの分散型電源の最適運用やコストミニマム化など多種・多様なソリューション提案でお応えします。

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技術力を活かした製品と実績

当社グループは創業以来のベンチャー魂で、海外などの異なった文化や技術も積極的に取り込みモノづくりに取り組んできました。技術の粋を結集させたシェアトップクラス、オンリーワンの製品は国内外で幅広く活用されています。

ガス絶縁開閉装置 独自の消弧方式であるAE(Auto-Expansion)技術を適用し遮断器の驚異的な小型化を実現した「超縮小形ガス絶縁開閉装置(XAE)」が多くの市場で採用されており、66kVクラスの国内シェアはトップクラスです。
計器用変成器 独自のコンデンサ技術、絶縁油密封技術(油量調整装置(FT:Feeding Tank)を採用した完全密封方式)、ガス絶縁技術を駆使した製品を開発・提供しており、コンデンサ形計器用変圧器(CVT)では国内唯一のメーカーです。
海外でも中国の世界最高電圧である1,100kV送電用ガス絶縁計器用変圧器を開発・供給するなど、シェアトップクラスを誇ります。
電力用コンデンサ 独自のコンデンサ技術、絶縁油密封技術(油量調整装置(FT:Feeding Tank)を採用した完全密封方式)により、大容量一括タンク封入・高信頼度・耐震性を実現した電力用コンデンサは、国内外の変電所の多くに採用されており、一般送配電事業者向けではシェア100%を誇ります。
複合環境センサ 電気設備監視に特化した独自のセンシング技術と診断技術を開発・製品化しています。設備設置環境測定(温度・湿度・汚損・振動・腐食ガスなど)と改善(スペースヒータ制御)の用途で広く使用されています。
特に塵埃堆積や腐食ガス(硫化水素)の光学的検知技術は特許も取得しており、シリーズの活用でさまざまな情報を取得できるオンリーワンの製品です。
イオン注入装置 高電圧技術を活用したイオン注入装置を製造しており、中でもスマートフォンや携帯ゲーム機などの高精細・高機能な画面表示が求められる液晶ディスプレイや有機ELディスプレイの製造に必要不可欠なFPD製造用イオン注入装置で世界シェア100%を誇ります。
電子線照射装置 高電圧技術を活用し、素材の特性向上・新機能付加を実現する電子線照射装置は中エネルギー領域で世界シェアNo.1です。

再エネ主力電源化を支える系統解析技術

当社の特徴ある調相設備の技術をベースにした系統解析技術は、再生可能エネルギーの系統連系時の電力品質対策にも活かされています。
また、電力品質対策は再生可能エネルギー活用における課題のひとつであり、系統連系技術を基に問題発見から対策立案までトータルにサポートします。

環境配慮製品の研究・開発

地球温暖化防止や環境保護などの社会課題が深刻化する中、当社グループはSDGsに基づく持続可能な社会実現のため、環境負荷の低い製品の開発・事業展開に注力しています。

生分解性絶縁油適用設備 絶縁に必要な油が万が一の事故などで漏洩しても環境に悪影響を及ぼさないよう、生分解性の油に切り替えた製品を開発・普及に努めています。
SF6ガスの低減 絶縁に有用でありながら、地球温暖化係数が高いSF6ガスの使用を低減した製品の開発・納入に努めています。また、SF6ガスを一切使用しない製品の開発も進めています。
エコマインド製品 独自で定めた環境配慮基準に合致した製品を「環境ラベル」と認定することで、環境配慮製品の開発強化を行うと共に、普及による環境負荷低減に貢献しています。

日々進化する技術と研究開発

当社グループは電力機器製造に始まり、今では電気やエネルギー関連の技術以外にも、材料やビーム・プラズマなどさまざまな技術の研究開発を進めています。

オーダーメイドで製品やシステムを設計することが基本の当社における研究開発は、社会状況や市場ニーズを起点に将来的な技術検討を行うものと、お客様のニーズや機能向上など具体的な適用場所に向けて行うものと、大きく2つに分けられます。

当社と住友電気工業(株)は、送配電機器・エネルギーソリューション事業を強化すべく、両社の研究開発部門を融合した新たな組織「日新住電エネルギーシステム開発センター」を発足しました。
当社の「電力技術、システム化技術」と住友電工の「環境・エネルギー技術、素材技術」の融合により、グループシナジー効果を発揮し、さらなる事業強化を進めていきます。

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高度な技術による材料分析・試験

最新設備の整った材料評価エリア

研究開発本部内の材料分析・試験を担うグループでは、高度な材料分析および試験による科学的な根拠に基づき、品質管理体制の強化に努めています。当社製品の部材・材料の品質管理と共に、製品の使用状況や設置環境において、よりお客様に満足していただける品質を実現するため、事業部と連携して品質向上に取り組んでいます。

材料分析

各種材料の物性や微細構造をフーリエ変換赤外分光光度計(FT-IR)や走査電子顕微鏡(SEM)などの分析法を用いて評価し、受入検査や品質管理に反映することで、総合的な品質管理に取り組んでいます。また、X線光電子分光装置(XPS)やX線回折装置(XRD)による半導体膜やダイヤモンドライクカーボン膜などの評価、そしてX線CT装置による非破壊検査も実施しています。

フーリエ変換赤外分光光度計(FT-IR)

走査電子顕微鏡(SEM)

X線光電子分光装置(XPS)

X線回折装置(XRD)

マイクロフォーカスX線CTシステム

材料試験

各種部材や材料の規格適合の確認試験のほか、加熱・塩害・紫外線等の環境変化に対する耐久性試験などによる性能確認で品質管理向上に取り組んでいます。

複合サイクル試験機

オートグラフ(引張試験)

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