ビル・産業向け監視制御システム

ビル・産業向け監視制御システムは、オフィスビルや工場、ショッピングセンターなどの大規模施設の電力設備運用状況を監視・制御するシステムです。受変電設備に加え、再エネ導入により多様化する太陽光発電などの自家発電設備や蓄電池など、分散型電源を総合的に管理します。 近年ではDX化により多くの設備・システムがつながる一方で、カーボンニュートラルに向けた省エネ・省コスト・CO₂削減などさまざまなニーズが高まっており、監視制御のみでなく見える化や自動制御も進んでいます。

当社システムの特長

1.安全・安心の設備運用

これまで培ってきた受変電システム技術、電力系統技術にソフトウェアやネットワーク技術を融合し、遮断器などの重要負荷制御も安全・安心に実現します。24時間連続監視を実現する機器構成や、制御フェールセーフを実装。また、ホワイトリストを搭載することにより安全で安心な設備管理をサポートします。

2.柔軟で快適な運用機能

デマンド監視制御機能、オートタイムスケジュール制御機能、トレンドグラフ機能などの豊富なアプリケーションによる管理が可能です。見やすいグラフィック画面で、トータル管理もできる運用管理者に優しい操作性と、充実した運用アプリケーションでお客様のニーズに柔軟に対応し、快適な設備運用を提供します。

3.省エネ・節電に貢献

充実したデマンド管理機能や豊富なエネルギー管理機能で、電力使用量の予測および過去のデマンドグラフから実績推移を見える化。ピークカットに役立てることにより、お客様の省エネ・節電対策に貢献します。

エネルギー管理システム

増大するエネルギー管理のニーズには、オプションでエネルギー管理システムを追加することで、設備のトータル管理からエネルギーの見える化、分散型電源の最適制御まで段階的なシステム構築が可能です。

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EneMon_®

見える化を実現

ENERGYMATE_®-Factory

分散型電源の最適制御を実現

当社システムの仕組み

受変電設備の安全・安心な運用を基盤に、エネルギーの見える化や分散型電源の最適運用制御など、エネルギーをよりかしこく使うシステムへと段階的に拡張可能です。 また、最新機種「FACTMATE-s1 EX」をベースに風力向け変電設備の監視制御機能を拡張したシステム「風力向け変電所SCADA」を開発し、提供を開始しています。

「FACTMATE-s1 EX」システム仕様

項目		仕様
管理点数		接点入力（状態・故障）	最大8448点
		パルス入力（計量）	最大3072点
		アナログ入力（計測）	最大2400点
		接点出力（重要負荷制御）	最大2048点
		接点出力（一般負荷制御）	最大1024点
グラフィック画面枚数		最大299枚
帳票枚数		日報：200枚、月報：200枚、年報200枚
保存期間	帳票	５カ年分（日報、月報、年報）
	メッセージリスト	１カ年分（最大100万件、1万件/日）
	トレンドグラフ	13カ月分（1秒周期）
	デマンド実績グラフ	１カ年分（毎時限）
機器構成	中央装置	FA仕様PC（OS：Windows10）
	入出力装置	汎用PLC