中部電力株式会社
電力の安定供給に寄与
清水変電所に77kV変電設備を納入
静岡県の内陸側に数多くある水力発電を主たる電源として、静岡市内へ電力供給を行う中部電力株式会社殿清水変電所に、ガス絶縁開閉装置・分路リアクトル・縮小形コンデンサで構成された77kV変電設備を納入しました。
清水変電所は、元々充電部開放型の変電所として構成されていましたが、老朽化した屋外鉄構の補強や海に近いことによる塩害への対策、より耐震性の高い整備が望まれていました。
今回納入した新縮小形ガス絶縁開閉装置はお客様からのさまざまな要望を当社の形式品に取り入れ、お客様目線で設計されています。
また、可変容量分路リアクトルは容量の切換に負荷時タップ切換装置を採用することで設置スペースを縮小。段階的な容量調整に対応し安定した系統運用に貢献します。
さらに電力用コンデンサは大地置オールフィルムコンデンサを採用することで、既設品(絶縁架台式)から大幅な省スペース化および充電部遮蔽化による安全性・耐震性向上を実現しています。
今後も設備のコンパクト化や電力系統安定化に寄与できるものづくりで、お客様のご要望に対応していきます。
納入品
- 84kV新縮小形ガス絶縁開閉装置 25ユニット
- 77kV 10-20Mvar 60dB 可変容量分路リアクトル 3台
- 77kV 10Mvar 大地置オールフィルムコンデンサ設備 2群