当社製品の特長
1968年に開発着手して以来、性能向上に努め縮小化・信頼性・経済性を追求してきました。さまざまなご要求に応えるべく、当社の高圧ガス絶縁技術を駆使した世界最小クラスの超縮小形GIS(XAE7)や従来の縮小型GISをさらにコンパクト化した新縮小型GIS(GF7)をはじめ、24kVから168kVまでをラインアップしています。特にXAE7は72/84kV級変電所では国内トップクラスのシェアを誇り、当社が提供するコンパクト化を追求した受変電システムの中核となる製品です。
72/84kV 超縮小形ガス絶縁開閉装置(XAE7)
当社独自の消弧方式であるAE(Auto-Expansion)技術を適用することで遮断器(GCB)の驚異的な小型化を実現しました。また、変圧器ユニットと受電ユニットの一体化やGCBの2段積みなど、複合化技術を適用し、72/84kV級では世界最小クラス。標準的な2回線受電設備用GISの設置面積を約40%削減※1でき、変電所の大幅な縮小化が図れます。また、小型・軽量化により一括輸送が可能※2となり、現地工事が簡略化でき、工期の短縮、SF6ガス(六フッ化硫黄)処理工事も削減できるため、地球環境への負担も軽減しています。
- 1:当社比
- 2:レイアウトにより条件が異なります
24kV 縮小形SF6ガス絶縁開閉装置(XAE2G)/24kV 縮小形ガス絶縁開閉装置(XAE2V)
XAE2GはXAE7同様、AE(Auto-Expansion)技術の適用により遮断器を驚異的に小型化すると同時に、ロータリー式3ポジション断路器/接地開閉器の採用によりGISとして大幅な縮小化を実現。標準的な2回線受電設備の設置面積を気中絶縁スイッチギア比90%※、従来型GIS比60%削減※を可能にしました。また、遮断器にVCBを適応した環境にやさしいドライエアタイプ(XAE2V)もラインアップしました。XAE2G、XAE2Vともに小型・軽量化により運搬が容易となり、高さ低減によるエレベータを利用した室内搬入を可能にすることで機器設置を簡略化、工期の短縮も図れます。
- 当社比
72/84kV 縮小形ガス絶縁開閉装置(GF7)
新たな消弧原理の小型軽量ガス遮断器を採用、構成機器の複合化を進めることにより、従来の72/84kV縮小形GISの特徴を損ねることなくユニット体積で41%、重量で50%と大幅な縮小化・軽量化を実現。これにより、屋外据付けでは基礎工事を軽減、屋内据付けでは建屋工事が軽減されるなど、工事で大きなメリットが得られます。また、全ての現場操作がフロアアクセス可能となり保守性も一段と向上しました。
168kV 縮小形ガス絶縁開閉装置
72/84kV縮小形ガス絶縁開閉装置のコンセプトを踏襲し、主母線配置・解析による機器寸法の最適化・複合化技術により従来の168kV3相一括GISから軽量化・据付面積の大幅な縮小化を実現。ユニット単位でに輸送が可能で、工場で組み立てた高品質の製品をそのまま据え付けできるため、工期の短縮を図るとともに保守性の向上を可能にしています。