株式会社新日本科学
持続可能な社会づくりに貢献する温泉発電所への設備納入
メディポリス指宿に66kV特高連系変電設備を納入
鹿児島県指宿市に所有する東京ドーム77個分という広大な敷地メディポリス指宿において、ホテル事業、地熱発電事業、水産事業などを展開する株式会社新日本科学殿が、温泉の熱を利用した温泉発電設備を新設されました。
当社は温泉発電所にて発電された電力を特高変圧器により6.6kVから66kVに昇圧し、電力系統に送電するための66kV特高連系変電設備を納入し、2022年10月より運転を開始しました。
既設受変電設備横の限られた設置スペースに設置するため、72kV超縮小形ガス絶縁開閉装置(XAE7)を採用。また、XAE7と特高変圧器を直結構造にすることにより、設置スペースのさらなる縮小化に寄与しています。さらに、変圧器は負荷時タップ切替器付の機器を採用し、電力の安定供給に貢献しています。
日本は世界第3位の地熱量を持ちながらも、多くを発電に利用できていません。脱炭素化や持続可能な社会づくりへの取り組みが加速する昨今では、安定して発電できる地熱発電、中でも温泉の熱を利用するバイナリー発電に注目が集まっています。
今後も信頼性の高い連系設備で、再生可能エネルギーのさらなる発展に貢献していきます。
納入品
- 72kV超縮小形ガス絶縁開閉装置(XAE7)
- 66kV 5MVA OF式高効率特高変圧器(GIS直結形)
- 7.2kV高圧スイッチギヤ
- 直流電源設備