首都高速道路株式会社
高速道路上の電気設備への安定的な電力供給と効率的で安全な保守に貢献
横浜北西線に22kV特高受変電設備を納入
ひと・まち・くらしを安全・円滑な首都高速道路ネットワークで結び、豊かで快適な社会の創造に貢献する首都高速道路株式会社殿が、横浜市と共同で建設した横浜北西線(横浜北線~東名高速)に22kV特高受変電設備を納入しました。
本設備は当社独自のAE(Auto-Expansion)技術を使ったコンパクトな24kV縮小形SF6ガス絶縁開閉装置(XAE2G)を採用することで設置スペースを縮小化するとともに、小型化による省資源化や、密閉構造による保守の省力化を図っています。
また、特高変圧器を2バンク方式にするほか、高圧配電系統は2回線高圧スポットネットワーク配電方式を採用。これにより災害時などによる停電や故障時も負荷設備へ電力の安定供給を実現し、事業継続計画(BCP)対策に貢献しています。
屋外の厳しい環境下に設置される変電塔は、盤内に複合環境センサを実装し、スペースヒータ制御(結露防止)等で設備の安全性向上を図りながら、収集したデータは設備設置環境改善に使用しています。さらに、本センサは首都高速道路の設備に既に600台以上実装されており、多点環境データの蓄積と、蓄積データに基づく部品交換・修繕タイミングの最適化を含めた設備メンテナンスの適正化・効率化に向けた取り組みが進行中です。
なお、本件は工事成績が優良であるとして、お客様より社長表彰を頂きました。今後も安定した電力供給でお客様のさらなる発展に貢献できる製品を納入していきます。
納入品
- 24kV縮小形SF6ガス絶縁開閉装置(XAE2G)
- 22kV 7.5MVA SF6ガス絶縁変圧器
- 7.2kV高低圧スイッチギヤ
- 複合環境センサ(MES-12)
- 遠方監視制御装置(子局)
- 無停電電源設備
- 直流電源設備
- 高圧自家発電設備
- 屋外変電塔設備